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2024/02/21
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高倉健 沈黙の演技

作品詳細

【内容紹介】「背中を撮って絵になるのは健さんだけ」無言で魅せた“演じすぎない”美学松田優作をして「日本映画の宝」と言わしめた名優・高倉健――。日本映画を代表する名優も、デビュー当初はなかなかヒット作に恵まれず、「背が高くて美男子だけど、役者としては難しいんじゃないか」(降旗康男監督)と見られていた。しかし、『日本侠客伝』がヒットすると一躍、任侠映画の看板スターに。東映を辞めた後も映画にこだわり続け、生涯で205本の作品に出演し、名実ともに日本を代表する映画スターとなった。スクリーンで唯一無二の存在感を放った名優は、撮影現場で何を思い、いかに自分の演技と向き合っていたのか――。メディアにはほとんど出演しなかった高倉健を18年にわたって追い続けたノンフィクション作家・野地秩嘉が、高倉健の演技の神髄に迫る。・アクションシーンで動ける体を作るために、70歳を超えてからもジョギングを欠かさなかった・撮影現場では冗談も飛ばすしリラックスしていたが、カメラが回った瞬間、現場の空気が変わる・市川崑監督との無言の闘争・時代劇のカツラが嫌いだった・高倉健が撮影現場で怒ったこと・言いたくないセリフは飛ばす・ストンと落ちたものを自分の体に染み込ませてから演じる生前の本人のインタビューはじめ、國村隼、加藤登紀子、降旗康男、市川崑、チャン・イーモウなど、共演者やスタッフの貴重な証言をもとに、撮影前の準備から撮影現場の秘話まで、高倉健が貫いた演技の美学をひも解く。高倉健ファン垂涎の一冊。【著者紹介】[著]野地 秩嘉(のじ・つねよし)1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュをはじめ、ビジネス、食や美術、海外文化などの分野で活躍中。『TOKYO オリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。『キャンティ物語』『サービスの達人たち』『高倉健インタヴューズ』『トヨタ物語』『スバル ヒコーキ野郎が作ったクルマ』『日本人とインド人』『京味物語』『警察庁長官 知られざる警察トップの仕事と素顔』、近刊に『伊藤忠 財閥系を超えた最強商人』(ダイヤモンド社)ほか著書多数。【目次抜粋】はじめに第一章 高倉健を生んだ「覚悟」第二章 任侠映画のスターとして第三章 スターから名優になった1977年第四章 頂点のままで第五章 四十七人の刺客第六章 チャン・イーモウが見た高倉健第七章 降旗康男監督が見た高倉健の演技第八章 高倉健の演技の流儀終章  共演者が見た撮影現場の高倉健・國村隼 「日本映画界の宝」高倉健と松田優作から教わったこと・加藤登紀子 現場の空気を変える沈黙の演技おわりに

出版社:プレジデント社
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