著者名:
久松完 | |
農作物の生産性の向上が求められいている中で、光を利用した電照栽培が注目されています。電照を用いた植物の生育・開花調節には、光量・光質・照射のタイミングが重要です。今、植物と光の関わりは、LED光源の発達と分子遺伝学の進展によって飛躍的に研究が進んでいます。本書では、研究によって明らかになった情報が、実際の電照栽培の現場でどのように活きるのか徹底解説。特に光質が植物に及ぼす影響とその仕組みを、開花抑制ホルモン「アンチフロリゲン」など分子遺伝学の最新情報とともに解説。花きを中心に代表的な園芸作物は個別に取り上げました。また、実際に研究成果がどのように電照栽培に取り入れられているのか、生育・開花のコントロールと病害虫防除の事例を紹介します。LEDか蛍光灯か……悩ましい次世代の光源も、選び方・導入方法を手引きします。電照栽培の初心者からベテランまで、また“情報としての光"や植物生理を学んでいる方にも必携の一冊です。
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