著者名:
伊集院静 | |
旅から持ち帰った品々にまつわるエッセイ集。伊集院静氏が旅先から持ち帰ってきた品々への思い出を綴ったエッセイ集。全日空グループの機内誌『翼の王国』誌上で連載されたスペイン、フランス、ポルトガル、スコットランド、アイルランド、ベルギー、イタリア、エジプト、ケニア、アメリカ、中国、日本など12カ国の34話を収録。さらに本書書き下ろしのまえがきでは、フィレンツェのヴェッキオ宮殿のミニチュアについての思い出を綴っています。「私は子供の時からガラクタを拾ってポケットの中に持ち帰り、並べて置く癖がありました。時折、石ころや木の実が旅行鞄の隅から出て来て、家人に驚かれていました。」(本文より)○ジョアン・ミロのアトリエの庭のエンドウ豆(スペイン・モンロッチ)○ヤンキースタジアムのレインコート(アメリカ・ニューヨーク)○三峡下りの川原の三峡石(中国・重慶)○歓喜の丘のマツカサ(スペイン・サンティアゴ・コンポステーラ)○ナイロビの木工職人の椅子(アフリカ・ナイロビ)○クロード・モネが見つめた崖の漁師の人形(フランス・エトルタ)etc
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