20世紀最大の医学発明といわれるX線CTは、1972年イギリス人の開発によって出現した。 しかしその原理は、CTの登場より四半世紀も前に日本人によって見出されていたのだ。 文化勲章、スウェーデン王立科学アカデミーゴールドメダルに輝く不世出の医学者・高橋信次の、放射線医学ひとすじにかけた足跡を追うドキュメント。