とんび侍 | |
永井義男 | |
退屈をもてあます勝小吉もとに、ある日文が届いた。言われるままに訪ねたところは大きな屋敷で、そこにはい… |
どぶどろ | |
半村良 | |
江戸の下町吹き溜まり、そこに降って沸いた怪事件。夜鷹蕎麦屋の親爺が切り口鮮やかな一刀のもと殺された。… |
のたりのたり春の海〈小説与謝蕪村〉 | |
田中阿里子 | |
「自分は、西行法師が家庭を捨てて求道の旅に出たのに倣おうとしているのか」…師を失った心を、荒れ果てて… |
のっこり万平十手捌き | |
芦川淳一 | |
本所深川一帯をあずかる人情肌の岡っ引き・万平。普段は、童顔でのんびりした雰囲気から「のっこり万平」な… |
はぐれ同心御免帖 | |
本庄慧一郎 | |
北町奉行所に勤める葉暮七之介は奉行の小田切土佐守に認められ、若いながらも臨時廻り同心に抜擢される。臨… |
はぐれ火盗改 松平左金吾 | |
麻倉一矢 | |
時代小説にニューヒーロー誕生! 直心影流免許皆伝の腕を持ち、気さくで誰からも好かれる快男児、松平左金… |
はないちもんめ | |
有馬美季子 | |
八丁堀の同心たちの役宅近く、北紺屋町に料理屋“はないちもんめ”はある。口やかましいが食材選びの目利き… |
はみだし与力無頼帖 | |
早見俊 | |
べらんめえ口調といなせな心意気で慕われている南町奉行所吟味方与力、風間淳之介。正義感が強く、人情味あ… |
ひぐらし同心捕物控 | |
牧南恭子 | |
倉田東之進は“蜩”とあだ名される新米の定廻り同心。ある日、三河の有馬藩士で江戸勤番の兄が、東之進の留… |
ひぐらし武士道 大江戸剣花帳 | |
門田泰明 | |
明暦の大火で江戸が灰燼と化し、復興が急がれる徳川四代将軍家綱の世。「水野」姓の幕臣が凄腕の何者かに次… |
ひとり白虎 会津から長州へ | |
植松三十里 | |
戊辰戦争に参戦した会津藩白虎隊士・飯沼貞吉。仲間達と自刃したが、唯ひとり蘇生する。江戸の謹慎所で、生… |
ひらめき小五郎 | |
藤村与一郎 | |
公儀学問所の教授をつとめる伊能小五郎は、幼少のころに儒教の書物を暗記し、幕府の筆記試験を特等で合格し… |
ふろしき同心 | |
井川香四郎 | |
江戸一番の人情ほら吹き男。「大風呂敷」で人助け!心温まる人情事件帖――。南町奉行所の若き同心・岩馬太… |
ふろしき同心御用帳 | |
井川香四郎 | |
老中・越智但馬守が何者かに襲われた。水戸藩にゆかりの道場「有志館」が怪しいと睨んだ、南町奉行所の筆頭… |
へっぴり木兵衛聞書帖 | |
千野隆司 | |
本所住まいの無役の幕臣・土橋木兵衛は剣術と情に弱く、微禄のため看板書きの内職をしていた。文化四年八月… |
べんがら炬燵 醤油仏 死んだ千鳥 | |
吉川英治 | |
「べんがら炬燵」討ち入りを果たした赤穂浪士たちのその後。細川家預けとなった浪士たちと接伴役の伝右衛門… |
ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治 | |
谷津矢車 | |
国のため、小さきもの、弱きものこそ生き延びよ。鳥羽伏見の戦い、戊辰戦争。わずか700の兵で4倍の幕府… |
ぼんくら和太郎捕物帖 首なし美人 | |
増田貴彦 | |
百本杭と呼ばれる川辺に首のない女の死体が浮いた。半ば迷宮入りかというとき、ぼんくらとあだ名される神田… |
まいまいつぶろ | |
村木嵐 | |
口が回らず誰にも言葉が届かない、歩いた後には尿を引きずった跡が残り、その姿から「まいまいつぶろ(カタ… |
まいまいつぶろ | |
村木嵐 | |
「二間先の音まで聞こえるが、 上様の言葉だけ聞き取れない。 せめて、お心は解したい−−。」青名半四郎… |