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2024/02/21
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増補改訂版 「超小型原子炉」なら日本も世界も救われる!

著者名: 大下 英治 (著)
作品詳細

ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機の現在!岸田政権は、いよいよ原発回帰へと舵を切った。福島での原発事故以来、日本の原発は止まってしまった。だが、事故の起こらない原発は存在していた。実際に米国、ロシアでも現実化されている夢の技術が日本でも実現するのか?2020年後半の実稼動に向けて動き出したSMR(小型モジュール炉)の技術はすでに確立されている!運転員は必要ない、燃料交換の必要もない、事故は絶対起こり得ない、小型原子炉4S炉という夢の技術を明らかにする。この開発が実現すれば、世界中の既存の原子力政策が大激変する!たくさんの機器を持つ巨大な原子炉を大勢の運転員が操作するところに、 リスクの原因がある。だから、シンプルにすればそれだけ安全性が高まる。この非常に単純な理屈で創り上げた超小型原子炉が実用化段階にある。・その小型原子炉とは「4S炉」である・「4S炉」とは「スーパー・セーフ、スモール・アンド・シンプル」の頭文字を取ったもの・リング状の反射体の幅は約40センチ、燃料ピンの外径は1センチ・燃料被覆管は肉厚が1ミリ、ジルコニウムライナー付HT9、フェライト系金属製・熱伝導の優れた金属燃料炉心技術によって制御棒を排除した設計・燃料棒は、ウランにジルコニウムを10%混ぜた合金で、柔軟な金属・従来のセラミック燃料に比べると、金属燃料の熱伝導は10倍・全出力運転時でも燃料ピンの中心温度は800度以下・従来のセラミック燃料炉における燃料中心温度は2600度・要するに、究極的な安全特性・制御棒の操作が不要のため、運転員はいらない・核物理学者のエドワード・テラー博士の検証にも耐えた・電気出力1万キロワット程度のものを標準化して、量産によるコストダウンを目指せば、僻地や途上国での飲料水生産など、今世界的に一番求められているものになる・炉心の直径はわずか90センチ、炉心の高さは4メートル・金属燃料は40年間連続使用可能・事故の原因となる制御棒なしの原子炉である・送電網の必要がないので、送電網のない僻地でも単独運転可能・原子炉系統にわずか50個の部品やコンポーネントしかついていない・動く装置がほとんど無い。運転員もいらない、燃料の交換もいらない・砂漠に並べておけば電気が作れる・決して事故は起こらない・水を使わないため、海や川の傍に置く必要がない・砂漠のあちこちに点在する街々に、小型原子炉を置けば良い・日本の逆浸透膜を使った脱塩処理技術と組み合わせれば、砂漠化を解決する水が製造できる

出版社:ヒカルランド
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