著者名:
葉月玲 | |
両親を交通事故で亡くし、亡父の知人で高名なピアニストである氷室一樹のもとに引き取られた高校生、貴宮愛美。一樹が住む丘の上の洋館には、彼の愛人とメイドが生活を共にしていたが、そこで十七歳の美少女を待っていたのは恥辱の責め、そして倒錯の淫戯だった。奈落の底で自らの運命を呪うしかない愛美は、転入した高校の同級生、田沢慎也への純粋な思いだけを心の支えに辛い毎日を過ごすことになった。悪魔の調教によって、やがて蒼い肢体を官能の淫蜜で濡らすようになると、欲望に操られるように慎也の前で穢れた体を開いていく。だが、それを知った一樹は、過酷な仕置きで彼女を苛むだけでなく、より苛烈な責めを企てるのだった。
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