著者名:
小泉悠 | |
近年、国際社会におけるロシアの存在感が高まっている。シリアへの軍事介入、ウクライナのクリミア占領、ジョージア(グルジア)やバルト三国への圧力、中国への接近、北極圏への侵出、そして日本との北方領土問題など、その勢力圏は東西南北に及ぶ。ロシアの狙いは何か? 軍事的野望の向かう先は? 本書は、ロシア独自の「主権」の考え方を解説しながらロシアの対外政策における行動原理を丁寧に読み解く。本書を通して国際社会の新秩序を理解し、世界情勢の今後を占う目を養えるだろう。北方領土の軍事的価値にも言及。新進気鋭のロシア研究者・軍事アナリストによる、最新の知見。
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