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続・清代中国の法と裁判

著者名: 滋賀 秀三
作品詳細

【内容紹介・目次・著者略歴】裁判制度に関する論文六編を編成・再録、「師を語り己を語る」文章三篇を付載した論文集。同著者の『清代中国の法と裁判』の続編。清代中国の法律制度、裁判制度についての重要な研究書である。【目次】はしがき第一章 中国法文化の考察──訴訟のあり方を通じてまえがき一 法文化におけるヨーロッパと中国の対極性二 ヨーロッパの訴訟三 中国の訴訟むすび第二章 淡新〓案の初歩的知識──訴訟案件に現われる文書の類型まえがき一 申し立て書、訴状二 指令書の原稿三 差役の復命書四 法廷記録五 証文、一礼六 官庁間文書七 その他第三章 清代州県衡門における訴訟をめぐる若干の所見──淡新〓案を史料としてまえがき一 紛争と暴力二 令状とこれを手にする差役の機能三 案件はどのようにして終るかむすび第四章 伝統中国における法源としての慣習──ジャン・ボダンへの報告まえがき一 一般的考察二 清朝の地方的法廷において扱われた裁判事例の研究から得られる知見第五章 左伝に現われる訴訟事例の解説まえがき一 語義をめぐって二 事例の解説むすび第六章 清代の民事裁判について一 はしがき二 寺田論文の問題設定三 ホアン氏と滋賀の論点のすれ違い四 調停論と情理論の関係五 遵依結状をめぐって六 遵依結状をめぐって(つづき)七 官断の受諾と拒否をめぐって 新史料を加えての再考察八 聴訟の位置づけ試論九 裁判の語義をめぐって一〇  裁判の類型論と〈事実清楚・是非分明〉 王亜新論文の示唆するもの一一 「事実認定」と〈事実清楚〉 判断正当化の二つの方式一二 「糾問」と「判定」 民事・刑事を通じての考察一三 余論附録 師を語り己を語る三篇一 田中耕太郎先生との出会い二 中国法制史と私 老兵の告白三 弔辞 石井良助先生に捧げる著者従前の所論が本書によって訂正・改修・補充された主要な点の摘記滋賀秀三先生 年譜滋賀秀三先生 著作目録滋賀 秀三1921〜2008年。法学者(東洋法制史)。東京大学名誉教授。東京帝国大学卒。法学博士。著書に、『中国家族法論』『中国家族法の原理』『清代中国の法と裁判』『中国法制史』(編著)『中国法制史論集』『続・清代中国の法と裁判』など、訳書に、国際社会問題研究協会編『社会綱領』(共訳)などがある。

出版社:講談社
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