著者名:
著:小山幸子 | |
ヒトの嗅覚は退化しているというが、ヒトは匂いをコミュニケーションに使っていないのであろうか?ほかの動物たちはどうであろうか?ネズミを使った研究では、つがい形成のパートナー選択や攻撃行動発現などのほか、メスの発情周期やオスの精子運動活性・精子密度などの生理的状態にまで匂いは影響を及ぼしていることがわかっています。ヒトを対象にした研究では、親子間の識別や生理周期への影響、それにパートナー選択への匂いの関与を示した研究があります。本書は、ヒトやネズミのほかに、鳥やヤツメウナギなど様々な動物の匂いによるコミュニケーションの研究例を紹介し、さらに最新の細胞レベルでの匂いによるコミュニケーション研究例や匂いによるコミュニケーションの新しい研究手法として期待されるマイクロフルイディクスの開発まで、縦横に広く紹介した匂いの動物行動学の専門書です。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
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