領主館の花嫁たち | |
クリスチアナ・ブランド/猪俣美江子 | |
当主の妻を若くして失ったその領主館は、悲しみに沈んでいた。そして、愛らしい双子の姉妹の家庭教師として… |
風よ僕らの前髪を | |
弥生小夜子(著) | |
早朝、犬の散歩に出かけた公園で、元弁護士の伯父が何者かに首を絞められて殺害された。犯人逮捕の手がかり… |
風少女 | |
樋口有介 | |
赤城下ろしが吹きすさぶ、寒い2月。父親の危篤の報を受けた斎木亮は、前橋駅に降り立った。そこで初恋の女… |
飛蝗の農場 | |
ジェレミー・ドロンフィールド(著)/越前敏弥(訳) | |
ヨークシャーの荒れ野で農場を営むキャロルのところに、謎めいた男が転がりこんできた。嵐の夜、雨宿りの場… |
飢え渇く神の地 | |
鴇澤亜妃子 | |
死の神ダリヤが支配する西の砂漠。遺跡の地図を作ることを生業とする青年カダムは、探索を終えて落胆しなが… |
飢渇の人 エドワード・ケアリー短篇集 | |
エドワード・ケアリー(著)/古屋美登里(訳) | |
『堆塵館』でごみから財を築いた奇怪な一族の物語を紡ぎ、『おちび』でフランス革命の時代をたくましく生き… |
飲鴆止渇 | |
斧田小夜 | |
【第10回創元SF短編賞優秀賞受賞作】鴆(ちん)とは、猛毒を持つ伝説の巨鳥。鴆が飛ぶと国が滅ぶと伝え… |
養鶏場の殺人/火口箱 | |
ミネット・ウォルターズ/成川裕子 | |
1920年冬、エルシーは教会で4歳年下の純朴な青年ノーマンに声をかけた。恋人となったその男性が、4年… |
館島 | |
東川篤哉 | |
巨大な螺旋階段の下に倒れていた当主の死因は、転落死ではなく墜落死だった!? 天才建築家・十文字和臣の… |
駒子シリーズ | |
加納朋子 | |
ファンレターとラブレターは、勢いで出すに限るのだ。――短大に通う十九歳の入江駒子は『ななつのこ』とい… |
騙し絵の檻 | |
ジル・マゴーン(著)/中村有希(訳) | |
「……被告は良心の呵責もなく、情け容赦なく、いともたやすく人の命を奪った……」ビル・ホルトは冷酷な殺… |
高城高全集 | |
高城高 | |
昭和33年、夏。北海道。未明の北の海に運搬船、天陵丸が沈んだ。乗組員は全員死亡。その朝、花咲港に入港… |
高段者の抽斗 布石編 | |
劉昌赫/成起昌/洪敏和 | |
布石、定石、形勢判断、死活、手筋、ヨセなど、囲碁はたくさんの要素から成立している。どれかひとつの分野… |
鬼哭洞事件 | |
太田忠司(著) | |
夏の暑い盛りのある日、私立探偵・野上英太郎の事務所を佐方康之と名乗る依頼人が訪れた。彼は27年前に姿… |
鬼貫警部シリーズ | |
鮎川哲也 | |
千九百四十九年も押し詰った鬱陶しい日の午後、汐留駅前交番の電話のベルが鳴り、事件の幕が切って落とされ… |
魔法のサーカスと奇跡の本 | |
エリカ・スワイラー/小林浩子 | |
図書館員のサイモンの元へ、未知の書籍商から送られてきた一冊の本。それは18世紀のサーカス団長が書いた… |
魔物のためのニューヨーク案内 | |
ムア・ラファティ/杉田七重 | |
その求人広告は冴えない書店の掲示板に貼られていた。まさにゾーイが求めていた仕事。地方都市で雑誌の仕事… |
魔術師 | |
江戸川乱歩 | |
東京の大宝石商の一家を恐怖のどん底へと突き落とす無気味な数字の通信。日一日と減っていくその数は、いっ… |
魔都 | |
久生十蘭 | |
『日比谷公園の鶴の噴水が歌を唄うということですが一体それは真実でしょうか』──昭和九年の大晦日、銀座… |
鳥の歌いまは絶え | |
ケイト・ウィルヘルム/酒匂真理子 | |
シェナンドアの一族に生まれ、生物学者を目指す青年デイヴィッドは、あと数年のうちに地球上のあらゆる生命… |