「顔だけ役者」――。どんなに頑張っても顔しか評価されない若手俳優のウミは、小5の学芸会で演技を褒めてくれた“ヤマ”という青年に一目惚れ。どこの誰かも分からないその青年の記憶だけを糧に仕事をこなすウミだったが心は限界スレスレだった。そんな時、切望してやまない“ヤマ”を遂に見つけ―?