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本書は、ウィリアム・モリスによる書物印刷の歴史と哲学を凝縮した論文で、ケルムスコット・プレスの共同運営者エメリー・ウォーカーとの共著。1893年発行の論文集『アーツ・アンド・クラフツ・エッセイズ』掲載『書物印刷概論(原題:Printing)』の新訳です。印刷の歴史に貢献した人物や書体の紹介、タイポグラフィやオリジナル書体作り、紙面レイアウトなどの書物制作哲学も具体的に解説され、ケルムスコット・プレスの精神が記された実践書ともいえる内容です。理想とする書物をつくるために徹底してこだわり、厳しくも愛情をもった書物への熱い思いが、歴史的遺産への深い憧憬と共に語られる書物印刷論の古典です。
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