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2024/02/21
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月光の大死角

著者名: 志茂田 景樹
作品詳細

 高原に建てられた23メートル余の大観音。その開眼供養式前夜、観音像内で殺人が起きた。 殺されたのは、建立者の岩本大作。大作は秘書の香田やよいとともに内部に入り、彼女の目の前で刺殺されたのだ。 だが、奇怪なのはそれからだった。逃げのびたやよいの証言で警察は現場へ向かったが、死体はどこにもなく、血痕もない。しかも大観音入口には鍵がかかり、封印されたままだった……。大観音は、完璧な密室だったのだ! 密室殺人、死体消失の大トリックを展開する本格推理の力作。●志茂田景樹(しもだ・かげき)静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。

出版社:アドレナライズ
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