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2024/02/21
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定本 我々はいかに「石」にかじりついてきたか ―日本フリークライミング小史―

著者名: 菊地 敏之
作品詳細

裏山から世界へ、そしてついにオリンピックまで!日本のクライミングは少し変わった若者たちの登りたいという想いから始まった。クライミングに興味を持ったあなたにぜひ知ってもらいたい、ゆるくて苛烈なニッポンフリークライミング史。「フリークライミング」の日本での源流は70年代に住宅街の裏山から自然発生したものだった。いい年して石にかじりつき続けた若者たちは世界のクライミングに追いつこうと、小川山や城ヶ崎を経てアメリカ・ヨセミテ、ヨーロッパと世界へ羽ばたく。くだらなくてワクワクするような若者たちの青春と交差する壮大な日本「フリークライミング」の流れを描く唯一の歴史書。本書は2004年に刊行された『我々はいかに「石」にかじりついてきたか』(東京新聞出版局)を復刻。日本のクライミングが世界で認められ始めたばかりの刊行当時から、この18年間で新たに刻まれた歴史も振り返る章を加筆し、現代の日本のクライミングを知る一冊に。付録には季刊誌『ROCKCLIMBIN』に連載された「紀元前のフリークライミング」を掲載し、クライミングへの理解を深めることができる。■内容1 フリークライミング事始めごく自然発生的なフリークライミングの始まりと、そのナレソメ有史前のボルダリング“ハードフリー“降臨それで結局、何をする?ルーモア・ハズ・イット2 フリークライマー誕生フリークライマー誕生愛と青春の旅立ちカリフォルニアの日は翳る太陽の季節クライミング・ジャーナル創刊3 グローイング・アップ・80’sどこにいったい壁がある?私、一本指懸垂、できますタイム・イズ・オン・マイ・サイド外タレさまざまフリークライミングという場所郵便物はタープの下へソリッド・ステート・サバイバー4 時代は変わるフリークライミングからスポーツクライミングへ平山裕示登場/再びアメリカへ石灰岸壁のアスリートたちコンペディションの趨勢それを喜ばない人もいるってことだ大航海時代クライミング・ジャーナル休刊5 私は「クライマー」です哀愁のヨーロッパ人口壁時代の幕開け『岩と雪』休刊クライミングの光と影ヤキがまわるのはいつか?ブーマー達の荒野世界はどこにある再び山へ6 終章――再版に向けての少し長いあとがき7 付録 紀元前のフリークライミング

出版社:山と溪谷社
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