著者名:
酒井透 | |
2015年7月に世界遺産登録された「軍艦島」。その軍艦島を長年撮りつづけたカメラマン・酒井透の集大成ともいうべき写真集。巻末には英訳付きの詳細な写真解説も掲載。電子版だけの特別企画『軍艦島に咲くユリと「天川工法」によって造られた明治時代の堤防』を巻末に収録したスペシャルバージョンとなっている。未来へ――長崎港から南西へ18キロ、かつて海底炭鉱の島として栄え日本の戦後復興と近代化を支えた島がよみがえる廃墟から世界遺産へ――軍艦島に生命の息吹を見た!『三菱石炭工業株式会社 高島砿業所端島砿』閉山から40年――。100余枚の写真でつづる軍艦島の今「レンズを向けているうちに、そこに立ち現れてくるものがあった。様々なものが、まるで固有の表情を見せ始めたようにも感じられ、それはあたかも遺構や建物が生命を吹き返してくるようだった。軍艦島に刻み込まれている“炭鉱の記憶”や、“先人たちの力”――。それらのほんの一部でも、本書を通じて、未来へと伝えてゆくことができれば、著者としてこんなにうれしいことはない。」 酒井 透――「あとがき」より抜粋
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