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交通新聞社 | |
本書は、鉄道の歩みを「地図」の観点から解説しています。主に時刻表掲載の路線図と国土地理院発行の地形図を用いて、それぞれのエキスパートがその面白さを繙いていきます。路線図ならではの表現や地形図に見る特徴など、鉄道ならではの特性が見えてくる独特の視点は目からウロコの連続。時刻表や地図と鉄道の親和性がよく分かる一冊です。《収録内容》 ■日本の鉄道のあゆみ明治の鉄道/大正期の鉄道/昭和前期の鉄道(昭和元年〜昭和15年)/昭和中期の鉄道(昭和16年〜昭和29年)/昭和後期の鉄道(昭和30年〜昭和62年)/鉄道の現況と今後(昭和・平成から令和へ)■「時刻表」と「時刻表地図」の”あしどり”「時刻表」と「時刻表地図」の推移を眺めるにあたって/「時刻表」のはじまり/商品としての「時刻表」の発行/”国鉄(編集)発行”「時刻表」のうごき/大正期の「時刻表」と「時刻表地図」−国鉄時刻表の前身/日本型「列車時刻表」の概成へ/波乱の昭和の「時刻表」と「時刻表地図」−「時刻表」も官民競争の時代/戦時非常態勢下の「国鉄時刻表」/大戦後の「時刻表」−復興から発展へ/「時刻表」の復興/「国鉄時刻表」のモデルチェンジー大型化/JR編集時刻表の出発−JR(6社)編集「時刻表」の創刊■地形図の中の鉄道地形図の中の鉄道/縮尺/方位/鉄道の記号/旧版地図/地形図で見る路線の形/地形図で標高と傾斜を知る/ループ・スイッチバックを地形図で見る/地形図で海底トンネルを見る/地形図でわかる都道府県・市区町村/鉄道による地域の変貌/鉄道が残した地名■「時刻表地図」の中の鉄道本四架橋−昭和63年/東海道本線/中央西線(愛岐トンネル区間)/山陰本線(嵯峨嵐山〜亀岡)/大津駅/高松駅の改良/阪和線(天王寺〜東和歌山間)/首都圏の買収路線(南関東地区)/飯田線/海にはみ出す(?)留萌線/北九州・宇部・下関地区(関門トンネル区間など)/BRT(バス高速輸送システム)区間/紀勢線(熊野市〜尾鷲間)/幻の三角線の存在(品川付近)/幻の大幹線(?)−埼京線/幻のループ線(山野線久木野〜薩摩布計間)/川を渡らない鉄橋■コラム東海道新幹線のバイパスライン/復刻版時刻表編者紹介須田 寛1954年4月日本国有鉄道入社、1987年4月東海旅客鉄道株式会社代表取締役社長、1995年同代表取締役会長、2004年同相談役(公社)日本観光振興協会全国産業観光推進協議会会長を務めるほか、日本商工会議所などで観光関係の活動に携わる。鉄道友の会会長野々村邦夫1967年建設省(現、国土交通省)入省、国土地理院長等を最後に退官。2003年9月(一財)日本地図センター理事長、2020年2月同顧問(学)鶴学園理事・広島工業大学特任教授、首都大学東京(現、東京都立大学)客員教授、法政大学・明治大学・駒澤大学講師(非常勤)などを歴任。
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