「決めたよ、花嫁はきみにする」偏屈と噂される伯爵・マーカスの花嫁選びのパーティーに招待されたアナベル。自分が選ばれるはずないと諦めていたのに、突然彼からプロポーズをされて? 「愛している」と言ってくれないマーカスに不安を覚えつつ、心に傷を負った彼の不器用な優しさに惹かれていく。甘い口づけ、情熱的な愛撫――この寂しい人を、私が癒してあげたい。密やかな逢瀬の中で、そんな想いを抱くアナベルだが、二人の仲を裂く衝撃的な事件が起こり…?