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2024/02/21
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アッパーの生き方・暮らし方 アジア奮闘記

著者名: 広瀬敏通
作品詳細

自然学校やエコツーリズムの先駆者・広瀬敏通氏の若き日の記録である。広瀬氏は、1970年代のはじめ20代の前半、インドのへき地で障がい児のための村づくりに奮闘し、その後、80年代にはカンボジア難民キャンプで日本政府初の戦地における人道支援活動に携わった。この本は、貧困と戦乱のアジアで奮闘した若者の青春の記録であるとともに、日本の海外ボランティア活動黎明期の記録にもなっている。国際貢献、NGO、NPO、環境学習、体験学習にかかわる方だけでなく、多くの方に読んで欲しい一冊。【著者のあとがきから】本書のテーマである『人としての生き方』を考えるきっかけになったアジアでの暮らしや富士山麓の自然と人々との出会いはわたしに、思考するためのキーワードをひとつ与えてくれた。それは『自然語』だ。(中略)自然語は、生活や暮らしから科学分野に至るシステムを指していて、そのシステムは地球に存在するすべての生命はもちろん、物質運動にも及んでいる。この自然語をホンの数世代前までの人間たちはほかの動植物同様、当たり前に身につけていた。観天望気や農事暦などもその一例である。現代の環境問題の多くは自然語から離れて(自然界とのつながりを断って)人間語の世界だけに特化してしまったことも大きな要因だと思う。人間以外の生き物は今なお、自然語なくして生存できない。ちなみに自然学校とは、この自然語をふたたび自然界で学びなおすためにわたしが始めた活動でもある。

出版社:みくに出版
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