この子が生まれたら私の世界は変わる■瓦礫の中、ひとり空を見上げる少女の身体に小さな命が宿る。今日マチ子が描く、震災のあとを生きるということ。■震災で父をなくし、母の行方も分からず、瓦礫の山となった街で生きる少女・ユキ。大きなお屋敷の主人にひきとられ、実子の百合子と共に娘のように可愛がられるが、やがてユキの妊娠が発覚し――。