十数年ぶりに再会した沙耶と杏樹。二人は「姉妹」と間違えられるほどよく似た「いとこ」で、大人になっても変わっていなかった。久しぶりに会った二人は、杏樹の家で恋話に花を咲かせる。杏樹は、彼氏はいるが「嘘ついて付き合ってるから」といい、「そろそろ限界かな」と泣き出してしまう。それを見た沙耶は、大好きな杏樹のため、「嘘」を「本当」にするため、自分が身代わりになることを提案した。その「嘘」とはいったい……。