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2024/02/21
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またうど

著者名: 村木嵐
作品詳細

人はなぜ、身に余る位や物を望むのか。「この者は、〈またうど〉の者なりーー」徳川家重の言葉を生涯大切にし続けた老中・田沼意次。彼は本当に、賄賂にまみれた悪徳政治家だったのか?【またうど】愚直なまでに正直なまことの者全てを奪われても、志を奪うことは誰にもできない。いつか必ず、次の一里を行く者がある。財源としての年貢が限界を迎え、江戸税制の改革者として商人にも課税。身分の低い者も実力さえあれば抜擢し、交易に役立つ俵物のため蝦夷地開発を決定。前例や格式にとらわれず、卓見と奮迅の働きで日の本を支えた田沼意次は、なぜ突如老中を罷免され領地を失ったのかーー。

出版社:幻冬舎
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