あと3年で40歳を迎える兎一郎は、四十路までには結婚したいと考えている。ある土曜日の朝、ラブホテルのベッドの上で目覚めた兎一郎はTシャツにボクサーショーツ姿。昨夜に相席居酒屋で意気投合した、30歳までに結婚したいという玲美と一緒だったのだが。遅ればせながら婚活を開始した兎一郎、はたしてウエディングベルは鳴らせるのか? 書き下ろし長編。