夢の中で僕は空を飛んでいます。なぜそんな夢を見るのか。それは、僕が本当に空を飛べるから。川原敏也は10センチの高さだけ、空を飛べる。でもそれが何の役に立つ?大学生の敏也は自分のやりたいことが見つからず、就活にも及び腰。ラジオ番組にその悩みを投稿したことがきっかけで、少年時代、その能力を得たときの“友人との出会い”を記憶に甦らせる。感動の青春ファンタジー。