著者名:
谷津矢車 著 | |
廉太郎の頭のなかには、いつも鳴り響いている音があった――最愛の姉の死、厳格な父との対立、東京音楽学校での厳しい競争、孤高の天才少女との出会い、旋律を奏でることをためらう右手の秘密。若き音楽家・瀧廉太郎は、恩師や友人に支えられながら、数々の試練を乗り越え、作曲家としての才能を開花させていく。そして、新しい時代の音楽を夢みてドイツ・ライプツィヒへと旅立つが……。「西洋音楽不毛の地」に種を植えるべく短い命を燃やした一人の天才の軌跡を描き出す。時代小説家最注目の俊英が、ついに新境地・明治へ!第66回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(高等学校の部)
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