著者名:
養老孟司 | |
自分を自由にしてくれる養老流ものの見方、考え方。「わかる」とはどういうことなのか、それが「わからない」。じゃあ説明してみましょうか、ということでこの本が始まりました。それなら私が「わかるとはどういうことか」わかっているのかと言えば、「わかっていない」。「わかって」いなくても、説明ならできます。訊かれた以上は、何か答えるというのが、教師の抜きがたい癖なのです。(本文より)学ぶことは「わかる」の基礎になる考えることが自分を育てるものがわかるとは、理解するとはどのような状態のことを指すのでしょうか。養老先生は子供の頃から「考えること」について意識的で、一つのことについてずっと考える癖があったことで、次第に物事を考え理解する力を身につけてきたそうです。養老先生が自然界や解剖の世界に触れ学んだこと、ものの見方や考え方について、脳と心の関係、意識の捉え方について解説した1冊。
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