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2024/02/21
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タンポポ色の風

著者名: 鹿住槇
作品詳細

 高校一年で新聞部に所属する吉城七穂(よしき・ななお)は明るく正義感の強い性格だが、人には言えない悲しい経験もしている。その思い出となったのが雨の日の公園だ。 折悪しく雨模様の下校途中、沈みがちの吉城に傘を差しかけてくれたのは、二年でバスケ部のヒーローとして有名な森雪郁朗(もりゆき・いくろう)だった。公園の前で、込みあげてくる感情を抑えきれず涙する吉城を、驚きながらも思わず抱きしめる森雪。 ところが、何とその場面が写真に撮られ「雨の中の激しいラブ・シーン」に見えるスクープとして新聞部に届いたのだ! 森雪に惹かれながらも迷惑をかけてはならじと猛抗議する吉城に、海千山千の部の先輩たちから、では代わりに掲載できる特ダネを取ってこいとのお達しが下る。元気が取り柄の吉城が本来の自分を発揮する時が到来…した!? 爽やかなタンポポ少年吉城をはじめとする青春群像を描く連作学園小説、全三編収録。

出版社:コンポジラ
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