著者名:
村上左知 | |
自作料理を人に食べさせるのが趣味の安積は、実益を兼ねて、バーで働いている。そのバーが入っている古ビルで逢う青年・明記は、いつも顔色が悪く倒れそうな感じ。しかも、どことなく昔飼っていた犬を思い起こさせる……明記にソッチの欲望は湧かないものの、「料理を食わせたい」欲望がムラムラしてきた安積は、明記を部屋に上げ、「餌付け」に成功した。心を開いた明記の話を聞くうち、彼が「こっち側」の人間だと判明するが、どうやら「受け」であることに嫌悪感を抱いてたらしい。自分も「受け」の安積だが、美味そうに手料理を頬張る明記についつい惹かれて行き――!?
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