1929年、無声映画からトーキーへと変わる頃、言葉のしゃべれぬ映画俳優たちは次々とつぶれていった。そんな中、天才監督は自分の首をかけて、新人女優のマレーネを推す。第一次大戦後、トーキー映画「嘆きの天使」で一躍名を馳せたマレーネ・ディートリヒ。その映画人としての華々しき名声と、ナチスドイツに立ち向かった苛烈な日々を描き出す。