作品紹介：

外科医・津山慶子シリーズ第２弾。小児外科の権威である津山慶子は、親友の高瀬彩子を京都府立総合医大の法医学教室に訪ねた。そこで講師をつとめ、府の監察医も兼務する彩子のもとに折りしも、十四歳の少女の遺体が運び込まれた。検屍の結果、少女の死因は電撃性脳炎と判明したのだが、二度の出産経験が認められたのだ！？　少女の家族と接触し、関心を深めた慶子は思いがけない事件に巻き込まれ、次第に窮地に陥ってゆく……。傑作長篇。

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