幼い頃、他人が隠している秘密を暴くことに不思議な興奮を覚えていた。そんな欲求を忘れ、ただの秘書として働いていた私は、金庫の鍵を開けに来た鍵屋さんの手の動きを見ているうちに、かつての興奮を思い出し、鍵師になることを望むようになっていく…彼から文字通り手ほどきを受け、鍵師としての腕前を上げた私は、ついに初仕事を任されたのだけれども、そこに待っていたのは…