【内容紹介】人工知能、生成AIの出現でニュースの現場は大きく変わる!! 人間との共生はどこにあるのか?記者とAIの関係性をウォール・ストリート・ジャーナルやAP等でデジタルメディアの構築にも携わったジャーナリストが詳細なケーススタディを交え、AIの課題、可能性を含めたメディアの未来を摸索していく。キーとなるメッセージは、「AIは業界を自動化するのではなく、より仕事の中身を強化する」ということだ。AIを使うことでジャーナリストはより多くのニュースを素早く伝えることだけでなく、より深い分析ができる自由な時間を生み出せるようになる。AIがニュースのプロに貢献することができる最良の方法について、わかりやすく実用的なロードマップを示すことにある。「AI記者さん」はそう遠くない未来のジャーナリズムの一例なのだ。報道現場を例にしているが、あらゆる職場において人間とAIが共存する方策が応用できる内容になっている。【著者紹介】[著]Francesco Marconi(フランチェスコ・マルコーニ)コンピュータジャーナリスト。リアルタイム情報を扱う企業、アプライドXLの共同設立者。ウォール・ストリート・ジャーナルの元R&Dチーフで、データサイエンティストとコンピュータジャーナリストのチームを率いて報道向けデータツールを開発。それ以前は、AP通信にて、コンテンツ自動化と人工知能の共同開発を指揮した経歴を持つ。デジタルメディア・イノベーター・トップ20や、次世代パブリッシング・リーダー・アンダー35に選出されている。[訳]近藤 伸郎(こんどう・のぶろう)NHK報道番組ディレクター。番組やニュース、デジタルコンテンツの制作経験をもつ。立教大学大学院人工知能科学研究科に働きながら通い、2022年3月、第1期生として修了。修士論文のテーマはテキストマイニング。【目次抜粋】■訳者による補足としての前書き■序文■はじめに■1 問題│移行期にあるジャーナリズムモデル1・1 古いジャーナリズムのモデル1・2 新しいジャーナリズムのモデル1・3 新しいモデルには新しい働き方が必要になる■2 それを可能にするには│ジャーナリズム改革を加速させるAI技術2・1 人間と機械の連携で生まれる記事2・2 人工知能と報道機関の戦略2・3 技術がジャーナリズムの新たなモデルをかたち作る■3 ワークフロー│報道機関のDXに必要な拡張的プロセス3・1 イテレーティブ・ジャーナリズムとは何か3・2 ジャーナリズムと人工知能のワークフローを整える3・3 イテレーティブ・ジャーナリズムに対する3つの疑問3・4 報道機関の壁を超えた連携を促進させる■結論■訳者後書き
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