美しく妖しく男の上で踊る白い肌。ほんのりピンク色に染まった母の体に、まだ幼い自分は見とれていた。そして軽蔑していた――。母を反面教師として、お堅いエリートと結婚したはるかは、その生活に満足したことは一度もなかった。ある日、高校時代の後輩の永井と偶然会い、一夜を共にする。永井とのセックスは、はるかにとって初めての快楽だった。夫への罪悪感と喜悦が絡み合い、快感が体の中心を突き抜ける。母が求めていたものもこれだったのか……大人になってようやく母を理解した瞬間だった――――。