さゆりは幼い頃から家庭というものに縁もなく育ってきた。唯一のぬくもりは恋人の隆也だった。そしてついにプロポーズされる。隆也とあたたかい家庭が築けたら、もう何もいらない。だが…すべてが嘘だと分かったとき、さゆりは自分の本当の性癖に気づくことになる。嘘をついた隆也をさゆりは責め立てる。責めれば責めるほど隆也は感じていた。隆也もまた、自分の本当の性癖を知ることになる。