著者名:
小豆夜桃のん | |
千年栄える羅斜(らしゃ)の都に暮らす商家の娘、桃華(とうか)。養女の身となった彼女は、イジワルな義母や後宮に憧れる贅沢ざんまいの姉たちにこき使われる毎日を送っていた。心のよりどころは、町外れの医者、龍藍先生(りゅうらんせんせい)。王宮の天子様たちより、優しくて名医とうたわれる龍藍のほうが、桃華にはずっと素敵に思える。そんなある日、桃華の身を案じ先生が薬を煎じてマッサージをしてくれることに……?「あっ…先生の指が直接肌に…どうしよう、身体が…」「一気に熱くなってきたね。汗もにじんで」「ひあっ、ああっ!」いけないのに、先生の息がかかってぞくぞくしてきちゃう。
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