「…これできみは 私のものだ」兄妹なのに。心の奥底で惹かれあう二人ホテルグループの令嬢である希羽は、父の訃報を受け留学先から帰国する。十年ぶりに再会した血のつながらない兄の周に、希羽は幼い頃から惹かれていた。この想いは封印すべきもの――。けれど、「今夜だけでいい、私を受け入れてくれ」と周から迫られてしまう。いけないとは思いつつ、身体は蕩かされる。義兄から注がれる狂気にも似た愛情を、希羽は拒めなくて―…