著者名:
若本雪水 | |
アンジェリーナはボレアン伯爵家の一人娘。20歳のとき領主である父が急死してから7年間、アンジェリーナは当主代行として年下従者のヴァンと共に領民のために働き続けた。やっと領地が落ち着き、結婚相手を探すため社交界に足を踏み入れるアンジェリーナだったが、すでに結婚適齢期を逃していることで、貴族たちから『売れ残り令嬢』と蔑まれる。その上、苦楽を共にしてきた従者ヴァンもなぜか屋敷を出て行ってしまい悲嘆にくれる。そんな中、アンジェリーナの元に一大公爵家からの来訪の知らせが。突然の来訪に驚くアンジェリーナだが、公爵の姿を見た瞬間さらに驚くこととなる―。
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