著者名:
高嶺智貴 | |
人々を襲い脅かす「魔物」が跋扈する世界。王国軍は、魔物を討伐するべく「ある少女」を殺戮兵器として利用していた。その少女の名は、『アドラメレク』――人と魔物の「キメラ」である彼女は、冷酷無情な上官・シュピールカルテ大佐の命令により、魔物を殲滅するための「壊れない道具」として扱われていた。暗い地下牢で繋がれて、不死身の躰を無数の銃弾で貫かれ首を刎ねられようとも…。自我を持たないアドラメレクの瞳に、感情が映し出されることはなかった。――しかし、とある出来事をきっかけに、人としての「心」に目覚め始めた彼女は、初めて上官の命令に背き…?兵器以外の在り方を赦さないシュピールカルテと、「人」として在りたいと願ったアドラメレク。衝突する強大な力。二人が迎える結末は、果たして――?※こちらは読切作品です。
話で読む | 巻で読む |