著者名:
宮崎うの | |
「吾と共に生きてくれ――小夜」生贄のはずなのに、身も心も激しく求められ――。不幸続きで没落の一途をたどる坂田家の娘、小夜。ある日、父親が無実の罪をきせられ採銀所送りになり、ついには家も取り上げられてしまう。小夜も奉公に出るしかなくなり、奉公先の塩川様のお屋敷に向かうが、夜も遅い時間だというのに何故か当主の部屋へと通され、訳もわからぬ間に貞操を奪われそうになる。反抗するも刀を向けられ髪を切り捨てられるが、それでも屈せず当主を強く拒絶する小夜の前に現れたのは褐色の肌に金色の瞳を持つ、美しい男だった――。血の呪いで結ばれた哀しき運命最強の鬼×幸薄少女の異類婚姻譚
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