島でゲストハウスを経営している安里の元に、ある日変わったお客さん・名城がやってきた。というのも、一体なんのために島に来たのか、ヒマそうにしているわりには見どころである海にも行かず、宿を手伝ったり安里をかまって日がな過ごしているのだった。お客さんを越えた親近感を覚えてきたころ、名城にかかってきてた一本の電話に安里は激しく動揺して――。【フィカス】