著者名:
菊屋きく子 | |
「だめ、 抵抗しないで」彼の舌が私の身体を這う度、まっしろになるような蕩ける感覚が――早くに両親を亡くし祖母に育てられた大森郁果は、その祖母が営んでいた生花店をひとり切り盛りしている。ある日、店先でバケツに躓いてずぶ濡れになっていたところ、急に見知らぬ若い男が近づいてきて…。「見つけた、僕のシンデレラ!」郁果の足をつかんで愛撫し始めた男の手に、なぜか感じてそのまま気を失ってしまう。そして、目覚めるとそばにはその変態男が!石神椿と名乗る新進気鋭の靴職人は、靴を作らせてほしいと郁果に懇願する。しぶしぶ承諾するものの、石神のマッサージにまたまた快感を憶えて――!?イケメン変態王子の溺愛に翻弄される、恋に不慣れな平凡女子の恋の行方は……。
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