著者名:
森園みるく | |
捨てられたゴミにはそれを捨てた人間の物語がある…これは、ゴミから他人の人生を垣間見ることに欲情する…そんな女の物語。女の名前は中野彩子。24歳、OL。真面目だけれど人づきあいがちょっと苦手。唯一の趣味は深夜の街を徘徊し、住人たちが捨てたゴミを漁ること。収集したゴミからは、それを捨てた人間たちとその街の物語が見えてくる。第1話「夜の果ての旅」彩子のお気に入りは近所に住む大学生のマコトくん。彼が捨てたゴミを拾ってきて妄想を膨らませるうちに、ついつい手が股間に伸びてしまい……第2話「天使の肛門」売れないミュージシャン・アキラとの間に愛情なんてない。あるのは身体の関係だけ。アキラはなぜか彩子のゴミ漁りの趣味には理解を示し、時折一緒に夜の街へ繰り出す。彩子とアキラのクズでゲスで、ちょっとユーモラスな一夜。第3話「欲望イルミネーション」クリスマスをひかえた夜の街には、電飾で飾った家(イルミネーション・ハウス)が幸せそうに輝いている。けれども、彩子とアキラには街の裏の顔が見えていた。鬼畜系作家・村崎百郎が偽善に満ちた世の中に一石を投じる、ちょっと社会派な変態エロス漫画。
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