どこの町にもありそうな、昔ながらの居酒屋『海鮮酒場カサゴヤ』。ほんの少しの満たされなさに渇いた男と女たちが、旨い酒を交わし、言葉を交わし、そしてひと夜の愛を交わします。行きずりの愛、だらしない愛。他愛なくとも嗚呼、人”性”模様。そこの貴方も貴女にも、身に覚えがあるかもしれない艶話が、今宵も『カサゴヤ』で幕を開けます。