著者名:
長曽根モヒート/hato | |
――もう駄目かもしれない。絵の才能に溢れ未来を嘱望されていた大学生・直江日向は、高名な画家である父親から投げられた言葉に深く傷つき、絵を描くことができなくなっていた。未来を絶たれてしまうかもしれない恐怖に怯え苦悩する日向の前に現れたのは、不思議な魅力を持つ異国の青年だった。ベルトランドと名乗る男性と彼の住む家に興味を持った日向は、奇妙な縁に導かれるように彼と共に暮らし始めることになる。野獣の瞳を持つ謎の美青年と創作の道に苦悩する大学生の、哀惜と耽美に心震える異形の愛の物語。
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