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2024/02/21
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純正律の秘密

著者名: 玉木宏樹
作品詳細

モーツァルトは、自分の曲を平均律で弾く奴がいたら殺してやるというほど極端に平均律を嫌っていた。彼らの時代は中間音律(ミントーン)という調律法だった。モーツァルトがこの世に甦ったら、殺しきれないほど沢山のピアニストがいる。エンヤ、アディエマス、リベラ、ボーイズ・エア・クワイア、カーペンターズ等々は純正律である!この本で特に大声で言いたいのは、失われた純正な「ドミソ」の天国的なハーモニーの復活である。ヨーロッパの古楽系統は、今は、どんどん純正律(純正調)に戻りつつあるが、日本人の殆どは純正律のハーモニーを知らず、無神経に汚い平均律の「ドミソ」でヒーリングミュージックを創っている。「平均律」の本当の意味は、オクターヴを分割しそれをすべて、平均の音程にし、すべての音程を平均的に狂わせてしまった調律なのである。日本人の大半の、恥ずかしいことにプロをも含めた大半が、平均律の音程しか知らず、本当の、ほんものの「ドミソ」の美しさを知らないのである。このほんものの「ドミソ」を純正律、もしくは「純正調」というのだ。

出版社:ヒカルランド
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