著者名:
ニコラス・スロニムスキー/藤村奈緒美 | |
●新版への序文「もし何かすてきな言葉を思いつかないなら、こちらに来て私の隣に座りたまえ」(ピーター・シックリー)「……というわけで、本書には禁断の甘い毒がたっぷり含まれている。劇薬であり強烈な効き目のある酷評なので、責任感ある薬剤師ならラベルに次のような注意事項を記載しておくかもしれない。(一)丸のみにしないでください、そして、(二)希釈してご利用ください。」●事典への前奏曲「なじみなきものに対する拒否反応」(ニコラス・スロニムスキー)「本書では音楽批評家が感情をぶちまけた例を詳しく紹介しているが、彼らは、人を中傷してばかりいる頑固者というわけでもなければ、新しいものに対し、単に新しいからというだけで不平不満をぶちまけているわけでもない。(中略)彼らの唯一の欠点は、自分にしみついた音楽鑑賞の習慣を、変わることのない美と完全さの理想と混同していることだ。」
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