著者名:
こくだかや | |
僕が知らない彼女の身体は今、僕以外の男に触れられて色づき、こじ開けられていく…。――普通に出会い、普通に恋をしたふたり。ひとつだけ普通と違っていたのは、男がある閉ざされた村の出身であることだった。村の男が外の女と結ばれるためには、守らなければならない掟がある。【婚姻相手となる女は、清い身である者に限る】【外部からの穢れを落とすため、女は婚姻前に、村の守人と一夜を共にしなければならない】――。掟に従った彼女が、襖1枚隔てた別室で、守人と交わり、嬌声を上げるのを男は聞き届けた。そして晴れて、ふたりは結ばれたはずだったが…?
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