◇「終わらない快楽を教えてあげるよ──」盲目のバイオリニスト・ゴウを誘惑する謎の美青年・恒星。だがゴウの目は生きている人間を映さない。恒星が人外の存在であることを知りながら、ゴウは甘美な愛撫に身をゆだねる……。(喫水線を満たして)◇自らの性癖に悩み、あてもなく彷徨っていた夜彦。たどり着いた「この世の果て」と呼ばれる場所で出会った和音に惹かれ、彼を抱きたいと激しく欲情する。だがある日、営業の礼として、美術商に蹂躙される和音を目撃してしまい……!?(海のそばの生活)●発行/秋水社