少女パピリオは孤独な旅の途中で、河童のジェラールと出会う。だがジェラールは徐々に身体が石化していく謎の病気にかかっていた。パピリオは百の手を持つ創造主ヘカトンケイレスの「結晶化する世界」を止めるため、風使いの一族シナド族の生き残りタタラとともにバベルの森と呼ばれる世界の中心へ向かう…。奇才おがわさとし幻の初期長編幻想作品、COMITIAパーソナルコミックスでのみ入手可能だった傑作がついに公開。