早春の北海道にやって来た万知。雄大な自然に目を向けず雪解け水で荒れる河を見つめている。こんな川に落ちたら、ひとたまりもないかな…そんなことを思っていると帽子が川に落ち拾いに行こうとして足を滑らせ流されてしまう。溺れそうになった万知を救ったのはラフティング中のレオだった。万知のリストカットの痕を見た医師、悦子はレオに家に置いて面倒を見ろと言う。ようやく元気になった万知にレオが言う。「どんな理由があっても自ら命を絶つ人のことを僕は許せません」「あたしも、もう１度生き直したくて旅に出たんです」万知はかつて結婚式の場で婚約者に結婚できないと言われ自殺を図っていたのだ!!